おまえじゃないか？
ずっと前、ともよしが来た時の会話。
ともよしは今年の会計。
「今年は行事がなーんにもなかったから、楽な会計だったねぇ」
「なっちゅうこと言うとや、オイがどがん思いで、ジェン(銭）のー集めたとおもうといとや」
「コロナまいたの、オメェじゃねぇか？」
わかれ
炭がない。
きょうのような寒の戻りの日には炭が売れるのに、売る炭がない。
ことしは５俵きただけ。
理由を言って断るのにも、気が引ける。
わざわざ遠くから買いに来てくれるのに。
ひさかたの
寒の戻りに
炭を焚き ひろいき
プロの目
そんなに吹いているのかな？
きのうの朝方クロネコからの電話。
船が欠航になり、荷物は受けないでということ。
日曜ぐらいまでは、この天気が続くという。
きのうはちょっと風が強いぐらい。
なにを大げさな。
その時はそう思っていた。
昼前から荒れだし、船は欠航、今日も出なさそう。
どうやって調べたんだろう。
きっと２４みたいに何台もパソコンがある中で、出した決断だろう。
やっぱりプロの目はちがう。
しかし、どうやって新聞は来たんだろう。
わかれ
さいきんの陽気。
ひびの陽気か、頭もボケそう。
記憶力との別れ。
ドシタ俺？
何しに来たんだ？
嫁に聞き ひろいき
もう10年か。
こんな体になって・・・。
はじめは鏡見て泣いたもんなぁ。
健康との別れ。
健康に
暮らしたころを
懐かしみ ひろいき
きのうの説明
昨日の俳句の意味をちょっと説明。。
墓を掘る
妻に自分の
ふがいなさ ひろいき
は、死んでしまった犬を埋葬するのに、墓穴を掘らなければならないが、動作が鈍い俺・・・。
時間さえかけさせてもらえれば、やってできないことはないんだが、そうはいかない。
あきらめて、かみさんにやってもらうことに。
かみさんは穴を掘るのが早い。
アッちゅうまだった。」
たのんで正解だった。
墓穴一つ掘れないのか？
つくづく、自分の体を呪う。
墓ひとつ
掘れぬ我が身の
情けなさ ひろいき
わかれ
次のお題はわかれ。
やっぱり飼い犬との別れかな、一番泣いたのは。
眼をあけぬ
犬におはよう
声をかけ ひろいき
墓を掘る
妻見る自分の
ふがいなさ ひろいき
クルミが死んで一年ほど経ったころ、迷い込んできたビーグル。
あれにはびっくりしたなぁ。
思わず口から出たもんなぁ、「クルミが帰って来たよー」
って。
わかれ
今度のお題は予想通りの別れだった。
もう7年も3月はわかれ。
5年前ぐらいに、考えていると、降りてきた林家三平師匠の霊。
泣きながら
こうもんを出る
屁と生徒 ひろいき
これを作ったときの確かな手ごたえ。
もじのすわりもいいし,そこそこの笑いもある。
記録には残らないが、記憶には残る作品だって褒められたけど、覚えてる人なんか1人もいないだろうな・・・。
きのうの俳句教室
昨日は月1回の楽しみの俳句教室。
「こんにちは、、今日文芸教室だから、そのださんが来るのを楽しみにしてました。」
女性スタッフが言う。
歯の浮くようなビジネストーク。
でもうれしい。
「ソノダさん、ことしはじめてじゃ・・・」
「あっ、そうだ、あけましておめでとうございました」
俳句教室では他人が出す前に出して読んでもらうという姑息な作戦。
この作戦も、今日はペケかなぁと思っていたら、2句読まれた。
モクレンの
つぼみもゆるむ
春の風 ひろいき
忘れない
洗って使った
紙マスク ひろいき
5句出して2句だから,中の上だな。
午後からはリラックスヨガ。
しずかな音楽を聴きながら、やっていると、思わず新興宗教に加入する人のきもちがわかるよう。
いまだったら、スタッフが、このツボ10万円って言ったら、３０回払いは駄目ですかって聞きそう。
春
テレビでは川桜が咲き始めたと伝えていた。
桜と言えば、ソメイヨシノと山桜しか知らない俺だが、開花時期が早いんだろうなぁ――というのは分かる。
先に咲き
みごと散るから
川桜 ひろいき
