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おてぬき

さっきは短歌を書くつもりだったんですけど、まくらが長くなって、忘れてしまいました。



幼き日

盗んだスイカ

母と詫び

もらった味は

いといと薄し ひろいき 




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初夏スイカどろぼう

誰でもやった記憶があるであろうスイカ泥棒


前にも一回書いたが,俺の盗人

デビューは幼稚園の頃だった。


今度のお題は初夏。





スイカ泥棒だったから、たぶん季節は初夏だったろう。


当時,子どもがたむろしてた

場所に行くと、隣の畑にあったスイカが目に付く。



あのスイカを持っていったら、父ちゃん母ちゃん喜ぶだろうな。


次の日、早く目が覚めた俺は迷わずあの畑に行く。



目星をつけていたスイカはまだあった。




俺は子供の力でつるをひきちぎり、スイカを持って帰る。



縁側に置き、また寝る。


起きたら、父ちゃんがこっち来い。


どがんしたとか、こんスイカ?


モーンじいちゃんからもろうた。


俺は知り合いのじいちゃんの名前を挙げて、うそを言った。


子供の嘘はすぐ分かるようで、嘘ォ―言うな,モーンじいちゃんはスイカは作りよらんが。



俺は記憶には無いが,白状したのだと思う。



次の日、俺はいい服を着せられ、母ちゃんと出かける。


あのスイカをもって。



どけぇーいくと?



お詫びじゃ。


お詫びちゅうてない?


謝り―行くとじゃ。



時美おじいのじいさんの家に行き、謝ると、笑って許してくれた。


盗ったスイカはくれるという。


母ちゃんと帰り、もらったスイカを切ってもらう。


もう人んたーとらんとやろなー。


母ちゃんの怖い顔。


貰ったスイカは水っぽくうまくなかった、









 

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