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初夏 まとめ

たつくりは

塩は辛めに

爺が言い ひろいき


過疎の地に

ひときわ元気な

こいのぼり ひろいき


起きるのも
勇気のいらぬ
時期となり ひろいき
キビを食う
犬の動画に
また涙  ひろいき
ラッパ吹き
鉄砲ゆりが
夏を告げ ひろいき 
薄かった
早苗の色に
みどり映え ひろいき

 


気がつけば
日陰をあゆむ
我があり ひろいき
 
たつくりは
なきゃあ無性に
ほしくなり ひろいき
 
たつくりを
なぜか無性に
ほしくなる
そんな日もある
年に2度ほど ひろいき
寒戻り
肌に冷たし
初夏の風 ひろいき
朝の行
終えるころには
日も上り ひろいき
自画自賛
した俺の句が
四面楚歌 ひろいき
人はみな
自分の足跡
ふりかえる ひろいき
懐かしく
耳障りでもある
子らの声 ひろいき
懐かしい
子どもの声に
顔を向け ひろいき
子どもの日
アイツの墓に
足が向き ひろいき
 
うるさくも
懐かしくもある
子らの声 ひろいき
シャッターの
熱さに感じる
夏が来た ひろいき
ひとくちで
初夏がひろがる
早生のビワ ひろいき

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初夏

今度のお題は初夏。


俳句教室が始まってからの初夏だからもう10回目か。


初夏、初夏ねぇーー。


最初の自信作。


送迎の

バスに時折

初夏の風 ひろいき


褒められて、俳句が好きになった作品だったな。

俺は褒められて育つタイプだな。



目の前の家にはこいのぼり。


見ろと言われても、目が悪いんだ、無茶言うなよ。


ここはひとつ、見えるということにして。


過疎の地に

ひときわ元気な

こいのぼり ひろいき


たつくりは

塩が一番

爺が言い ひろいき


たつくりとはサバの子どもの呼び名です。






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リベンジ達成

きのうは俳句の会。


バスを待つ。


ユーチューブを見ながらマスクをはずす。


バスが来たらしい。


迎えの人が、「迎えにまいりました」


おかしい。


いつもならバスで待ってるだけなのに。


それに運転手のきよこばさんと声が違うような。


それにきよこばさんなら迎えに来もしない。


つられてバスに乗り込む。


中には知り合いが乗ってた。


「おす」と手を上げる。


「オス」とあげ反す。


彼とは、俳句のライバルだと勝手に思ってる。


毎月出る先月の作品集を見て、まず自分のを探し、次に彼んのを探す。


今月は俺の勝ちだな、今月は俺の負けだなと勝手に思っている。


そんなことを思っていると、なんか違和感が・・・。


アッ、マスクしてない。


パソコンの横だ。


誰かもう一人ぐらいはマスクなしの人が乗ってくるだろう。

そうすれば俺の存在も薄れる。


個人の判断だに任せるだ。


まさに淡い期待だった。


小学校4年の時の体育の行進訓練を思い出した。


あの時も俺は体育帽を忘れていた。


行進の後、いつも「体育帽忘れた者」と立たされる。


訓練の前に、他に仲間がいないか探したが誰もいなかった。


ひとり無帽の俺は先生の言葉に従い立つ。


ちょうどその日は授業参観の日で父兄も見ている。


わずかばかりの心遣いもない教師たち。


お前たちは、父兄の前で立たされる子供の気持ちが分からないのか。


暑かったのを覚えている。


こうして公開処刑は幕を閉じた。


話はバスに戻って。


だ――れもマスクなしの人はいなかった。


病院に着くなり、スタッフを捕まえて「マスク忘れたんですけど、病院にありませんか?」


スタッフはすぐ持ってきてくれた。


お代はいくらですか?


一枚だけなのでけっこうです。


ふだん女性に優しくされてない俺に、「えー加減にせぇよ、ホレてまうだろうが」とチャンカワイが降りてきた。


俳句は2句読まれた。


Tシャツの

腕に冷たし

春の風 ひろいき


人生も

五分咲きぐらいで

丁度よし ひろいき


今月は遅い発表だったので、数はできなかったが、どれも自信作。


6句出して2句だから、中の中ぐらいかな。


和田さんには、下村先生のこと聞くタイミングがなかった。


Tシャツの~は

前作ったやつのすいこう作品。


読まれなかったので、やっとリベンジ達成。










 



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