ポルダーがイスト
なにかいる。
天井裏に何かいる。
寝ていると、ドンドンたたくような音や、ドアを開けるような音、何かをこするような音がする。
またかみさんが、何かに怒って、ものに当たってるんだろうと思って、「なに?」
「なにって?」、
「さっきからどんどんうるさいよ」
「しらない」
しどうやらかみさんの癇癪じゃなかったようだ。
原因を考える。
たしか親父もボケが始まったころ、何かいる、誰か家で騒いでいると言ってきたことがあった。
二人で確かめに行くと、だれもいない。
たぶんアレと一緒で幻聴か?
聞こえる人はひどいって言ってたもんなぁ。
そう思い寝ようとしても、やけに音がリアルだ・
他の原因を考える。
ツバメか?
家には巣が二つある。
二番目の巣を狙って、蛇が来たか。
蛇には2回ほど、やられたことがある。
いずれも古い家の時だった。
ひとつは飼っていた紅スズメと文鳥、ひとつはやはり文鳥だった。
あれにはビックリしたな。
蛇だろうということにして寝る。
面白い夢や、いい俳句もできたのだが、忘れてしまった。