実 まとめ

渋皮を

重ねたような

柿の味　ひろいき

栗の実を

ゆでる静かな

里の秋　ひろいき

みごとなり

爺の掲げる

さつまいも　　ひろいき

蛍雪の

功が実らん

我祈る　　ひろいき

蛍雪の

功が実らん

こと祈り　ひろいき

蛍雪の

功が豊かに

実なれ　ひろいき

蛍雪の

功に豊かな

実りあれ　ひろいき

にんまりと

椎の実入れた

赤白帽　　ひろいき

ｍ実るほど

頭をたれる

稲穂かな

夏の陽の下

金に輝き　　ひろいき

おおはずれ

はずれた。

9月の空のようにきれいにはずれた。

道、あるいはふゆじたくと予想した今度のお題。

心配になって今日病院へ電話する。

予想ははずれて実だという。

そうきたか・・・。

　　　

実るねぇ。

渋皮を

五枚重ねた

柿の味　ひろいき

学校帰りに盗ったあの柿。

噛んだら口の中は渋皮を敷いたよう。

栗の実を

ゆでる静かな

里の秋　ひろいき

　　

 

冬はじめ

推定道で考えていた今度のお題だが、サブに冬支度を用心のために。

ぼちぼちと

湯船が恋しい

冬はじめ　　ひろいき

今朝の散歩は4時半に起きれたので、顔を洗って出かける。

福留の墓を過ぎた辺りで、妙な気配。

ライトを照らすと、やっぱり、道の真ん中付近に

ヒキガエルがいた。

もうだいぶ寒くなって来たのにヒキガエルとは。

なにを隠そう、俺はヒキガエルが大の苦手。

むかし母ちゃんとおばんの家に遊びに行くとき、

門の前に必ずいた。

俺は母ちゃんバック―がおいと泣きついたものだ。

モーン爺が死んだときは、台所付近でヒキガエルを発見。

モーン爺が来たと言って騒いだらしい。

ヒキガエルには縁があるらしく、名古屋の街中で道わきに発見。

糸魚川にカエルがおいと言ったのを覚えている。

どうもあのたたずまいがどうにも嫌なようだ。

ここ１・２年は見なかったな。

いや今年ラーメン屋の跡の前で一匹見たな。

あの日も朝の散歩だったな。

むかしアフタヌーンショウでレポーターがどっかの旅館に行って、カエルの入った吸い物をすするシーンがあったが、俺は戦争になって食料がなくなっても、絶対あんなものは食わないぞと思った。