いさみあし
自分の欠点、思い込みと先走り。
十分分かっているはずなのに今日もやってしまった。
分別ごみの収集を、請け負うことになった青壮年。
ゴミ出しは収集日の前日の6時から当日8時までの立ち合いをすることに。
家も近いし、どうせ俺がやることになるだろうな。
ひまわりの時のように。
そう思いながら、2時になったので,ボツボツ準備を始める。
まずコンテナを並べる。
網を張る。
準備OK.
自分の家のごみを運ぶ。
コンプリート、完璧だ。
そう思った。
ごみを出し終わるころ、かみさんが来て言う、「なんでそんなよけいなことすんの、ちゃんと直しとけな」
またか、時間にうるさい嫁だけど、3・4時間じゃないか、何をそんなにうるさく言うんだ、
そう思い、なおさないでいたんだ。
散歩に行った嫁から電話が来たが、何言ってるのかわからなかった。
帰ってきて、「かたずけた?」
「んんーにゃ」
嫁がかたずけ始めた。
歩き方もなんか怒ってる。
かたずけ終わったのか店に入ってきた。
「もーーぉう、余計なことばっかしすい男じゃな」
「あと3時間したら、みんな持ってくるよ」
「きょう何曜日やと思うといとや、水曜日やど]
そうか、俺はてっきり木曜日だと思っていた。
収集日の1日半前に出しちゃあ、だれだって怒るわなぁ。