春ツーとチー
今時分になると小学校の頃のハナッシー獲りを思い出す。
ハナッシーとはメジロ㋨ことで、ノリに連れられて,牧の峰まで自転車で行った。
獲りに行ったのは1かいだけだったと思うが、不思議と記憶には残っている。
初めてのハナッシー獲りでテンションが上がってた俺は、「ラリホーラリホーラリルレロ」と、当時やっていたアメリカのTVアニメの歌を口ずさんでいた。
メジロは音には敏感で、すぐ逃げてしまう。
「ヒロイキ、ヨーっとしとれ」
隊長のノリの忠告。
ヤンモチ(鳥もち)に足がついて、飛び立てなくなったハナッシーが出るたび、俺たちは勇んで捕まえに行く。
ハナッシーにも格差はあるようで、チーと鳴くのよりも、ツーと鳴くのがいいと、
その時教えられる。
チーよりも
ツーを獲れよと
無理を言い ひろいき
ニアピン
今度のお題は二月の風景と予想してたのに春だそうだ。
うーーん、当たらずとも遠からじか・・・。
昨日つくった、
菜の花の
香りまといて
歩を進め ひろいき
をちょっとすいこう。
菜のかほり
まといて我は
歩を進め ひろいき
凍てついた
水の中にも
春のぞき ひろいき
顔を洗うときの水の冷たさ。
冷たさの中にも春が確実に。
2021-02-05 12:51
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にがつの風景
コロナの影響で中止になった先月の俳句会。
今月のお題は何だろう。
節分あるし、ここはひとつ二月の風景で。
ふくどう橋の途中に咲いてる菜の花。
菜の花の
香りまといて
歩を進め ひろいき
どうも寒の時作った作品が気になる。
顔洗う
のにも勇気の
この寒さ ひろいき
この句は、なんかテクニックを使ってるってほめられたなぁ。
俺はテクニシャンだったのか?
あれから、朝は顔洗ってなかったけど、この句を思い出して洗うようになったなぁ。
凍てついた
水道水にも
春のぞき ひろいき