マイノリティとマジョリティ
以前、テレビを見ていると、競馬の特集をやっていて、ディープインパクトだかハイセイコーだかの葬式の場面で、普段は競馬なんか見向きもしないだろうパネラーがみんな泣いていたが、パネラーのひとりの蛭子義和(えびすよしかず)だけは笑っていた。
そんなことがあってから、彼はクズ呼ばわり。
似たようなことがあった。
夏の甲子園が中止になったという・
ナインはみんな泣いていたが、練習嫌いの補欠も、みんな泣いているのだろうか。
つらい練習がなくなって、よろこんでる選手もいるんじゃないだろううか。
年中、「今日の部活、休みになんねぇかなー」と思っていた私は、そんな高校生もいてもおかしくないと思うと、またアイツがやって来た。
なんとかねじ伏せようと、こらえるが、鼻から漏れる笑い声。
こんなとこを、かみさんに見つかると、またバカあつかい。
苦しかった。
昨夜行った通夜で、棺桶の遺体を拝む。
「あれ、ナリおじさん,コンナ若かったっけ?]
よく見ると、一緒に寝ていた人形だった。
それも思い出され、身を震わせる。
案の定、かみさんに見つかり、ばかあつかい。
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